AWS認定ソリューションアーキテクト・アソシエイトアイキャッチ画像
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IT の資格は技術士 (情報工学部門)情報処理技術者試験の各種試験のような国家資格からマイクロソフト、オラクル、シスコなどが実施しているベンダー資格(民間資格)までたくさんあります。

日経クロステックの情報によると、AWS (Amazon Web Services)の認定試験がこの5年ほど人気とのこと。

【日経クロステック】「取得したいIT資格」で5連覇したAWS認定各種、2位に浮上したのはあれ (2022/11/29)

情報処理技術者試験は基本情報応用情報処理はともかく、高度レベルではニーズに応えきれていないと言えるでしょう。まず、実施頻度が少なすぎます。春季(4月)と秋季(10月)で年に2回開催されていますが、春季にしか実施されないシステムアーキテクトITストラテジストなど、秋季にしかないデータベーススペシャリストエンベデッドシステムスペシャリストなど、受けようと思っても実質年1回という頻度なのです。

さらに、試験の拘束時間も長いです。午前1、午前2、午後1、午後2の4つを受けると朝から夕方まで掛かります。午前1が免除になっても1時間ぐらい短くなるだけですよね。日曜日を丸一日拘束されるのは、普段から忙しい IT エンジニアにとっては結構しんどいです。試験会場も「東京」を指定してもエリアが広くて自宅から全然遠いところで受けるということもありますし。

また、試験結果が出るのも遅いです。「紙と鉛筆」のレガシーな試験スタイルで、マークシートや記述式の答案用紙に鉛筆またはシャープペンシルで回答し、採点結果が出るのが2ヶ月後ぐらい。忘れた頃に結果が出るという状態です。

受験者の多いITパスポート試験はCBT (Computer Based Testing) の形式で随時実施していて、情報セキュリティマネジメント試験基本情報技術者試験は2023年度からCBT 形式で随時開催となりますがそれ以外の試験は受けようと思っても翌年待たないといけないこともあります。

IT エンジニアがスキルアップや転職をするためにはすぐに資格が欲しくても開催自体がないというのが情報処理技術者試験のデメリットだと感じます。

AWS 認定試験を初受験

一方で、AWS 認定試験はCBT 形式となっていて、随時開催なので任意のタイミングで受験できます。また、ピアソンのテストセンターを使用するので、自分の行きやすいテストセンターで空いていれば時間単位で受験時間を選べます。

私もこちらの記事のようにAWS を業務で使っていて、6年ぐらい独学でやってきたのですが、やはり体系的に知っておきたいと思い、AWS の認定試験を受けることに。認定試験は基礎レベルの「Cloud Practitioner」から専門知識レベルまでまちまちありますが、まずは全体的に勉強できる「Solutions Architect Associate (ソリューションアーキテクト・アソシエイト、SAA)」をターゲットに受験することにしました。

勉強スタイルは人それぞれなのでネットやYouTube などで調べて自分にあったやり方をすれば良いと思いますが、私は2022年8月からの新しいバージョン「SAAー03」に対応した無料のKindle 書籍を数冊ダウンロードしてパラパラ読んでみて、続いて有料の書籍を1冊買って繰り返し読み、さらにUdemy で試験対策問題集をひたすら解く、という方法を取りました。

SAAは受験料が税込みで16,500 円。高めですが、キャンペーン中だと不合格になっても再試験代金が無料だったりしますし、何より自分への投資だと考えれば安いもの。名前だけしか知らなかったAWS のサービスを網羅的に勉強できたと思います。

そして先日、ピアソンのテストセンターで受験してきました。英検とかシスコなどの他のベンダー資格も扱っている試験会場なので、1室で10人以上が黙々とパソコンに向かって回答していました。どう見てもWindows XPの古いOSだなと思いながらも回答を行い、130分の制限時間のうち50分ほど残して試験を終了して途中退席してきました。

AWS 認定の試験問題の内容は公開できないので詳しくは書けませんが、難易度としてはUdemy の試験対策問題集のほうが難しかったと感じました。ただ、全く同じような問題も何個か出ていたのでさすがUdemy だなと思いました。

6日以内に結果がメールでお知らせするとのことでしが、6時間後にCredly.com からメールが来てAWS 認定のバッジを取得したの内容だったので合格したことを知りました。SAAを一発でパスできたのは素直に嬉しいです。次はソリューションアーキテクトのProfessional (SAP)を目指そうかなと考えています。

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