以前は日本の大企業でSIerをやっていました

私は以前、日本の超が付く大企業で、システムエンジニアリングやソフトウェア開発をやっていました。いわゆる「SE」という職種で、設計開発の部署とプリセールスの部署に在籍しました。

基本的にグループ単位での業務なのですが、役割分担が曖昧で、お客さんへの窓口もやりましたし、プリセールスでの提案書作成、システムのシステム設計、基本設計、詳細設計、さらにコーディング、単体テスト、結合テスト、システムテスト、客先でのオンサイトテスト、さらにはシステム納入後の保守点検など、一通り経験できました。

上司がオフィスにいるうちに帰ると「あいつ暇なのか」とか小言を言われるので、メンバーも持久戦のようにオフィスで粘ることになります。ただ、メンバーの中にも子会社から出向で来ていたり、エンジニアリング会社からの派遣出来ていたりした方々もいて、そういう方たちのほうが36協定に引っ掛かるとNGなので、割と平日の残業時間も休日の出勤も免れていたのですが、いわゆる「プロパー」だった私たちはそんなの関係無しに働かざるを得なかったという感じです。

外資IT系に転職して驚いたこと

様々な理由があって転職を決断し、次に行くなら外資系IT企業と決めて今の会社に移ってきましたが、まぁ色々と驚かされるばかりです。

一番は「ホワイト」が徹底されているということでした。前職では毎週の土日どちらかは出社しないと仕事が終わらなかったのですが、今の職場では休日出勤は0ですし、平日も17時でスパッと帰れます。年俸制なので残業しても給料が変わらないというのはありますが、皆が自由にやっているので、早く来て早く帰ろうが、遅く来て遅くまで残ろうが、自分たちのペースで働けるのです。また、欧米だと働かせすぎて会社が訴えられることもありますし、転職するのが当たり前のような文化なので、同業他社よりも優秀な人材を獲得しようと、ホワイトさや福利厚生などをPRするという狙いもあるようです。

そして、最近日本の企業でも取り入れられている「ジョブ型雇用」というタイプなので、各人のロールが決まっているので、グループで動いて個々の役割分担が「曖昧」だった前職とは違い、基本は顧客対応は営業が動いてくれ、技術面はエンジニアが基本は一人で対応するという形になります。なので、自分のペースで進められますし、自分の役割はここまで、というのが決まっているので、それを超えたら1 on 1などでマネージャーに相談して対応を決めるということができます。今の会社ではこの1 on 1が多めなので安心できます。

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