自サイトのページがどれぐらいGoogle検索に登録されているか確認

WordPressでWebサイトやブログサイトを作った後、多くの方に記事を読んでもらいたいですよね。SEO対策の本を読むと、検索エンジンがヒットしてくれるように良質な記事を多く書くことが重要と書いてあります。

読者にとって「良質」、つまり記事のコンテンツにオリジナル性があり、見出しなどのフォーマットも整っていて、文章自体にも検索したキーワードがよく登場するような、良質な内容だと、検索エンジンにとっても良質、ということです。目安として記事の件数は50以上とか100以上はあると良いと書いてあるものもありますが、私もそれに従って別のWordPressのサイトで毎日1本、記事を書いていました。

そしてそのWebサイトを初めて3ヶ月。ついに固定ページが20ページ、記事(投稿)の件数が約100本に届いたのです。SEO対策として、記事同士にハイパーリンクも付けているし、外部(FC2ブログ)のサテライトサイトにも記事の内容をサマリーで書いたものを投稿し、WordPressの記事にリンクを貼っていました。

こちらの記事で書いているようにGoogle検索エンジンに検索してもらえるように、書いた記事が「URL検査」でインデックス登録されているかの確認もしてきました。Google Search Consoleでサイトマップを登録しているので、投稿すると数時間〜1日以内には記事がインデックス登録されています。

それなのに、3ヶ月目の2020年12月のそのWebサイトのビュー数は、延べ1173。多い日は94ビューが最高で、少ない日は14ビュー。1日あたり平均38ビューです。記事が100本あるのにこの数値は妥当なのでしょうか、それともやはり少ないのでしょうか。

の私が管理しているもう一つWebサイトでも、固定ページが9、そして投稿数が100ありました。記事(投稿数)で見ると同じ本数ですね。2つのサイトを比較してみると以下の表のとおりになります。Jetpackプラグインを使ってるのでWordPress.comから統計情報を見ることができます。

項目サイト1サイト2
固定ページ数209
記事数97100
総ビュー数11732714
1日あたりのビュー数37.887.5
訪問者2971586
検索エンジンからのリファラ―1151617
2020年12月の同じ記事数を持つ2つのWebサイトのビュー数比較

同じくらいの記事数なのに、ビュー数が1ヶ月あたり1173 vs 2714、1日あたりだと37.8 vs 87.5と2倍以上の開きがあります。訪問者の数だと1ヶ月あたり 297 vs 1586と圧倒的に違いますね。

どちらも記事の書き手は同じ(=私)なので、文章力には差が無いと思うのですが、なぜそんな差が開いてしまったのでしょうか。

両者に決定的に違うのは、リファラ―の中で占める検索エンジンからのビュー数です。サイト1では115に対して、サイト2では1617もあります。内訳を見てみると、以下の画像のとおりで、サイト1ではGoogle(google.co.jpとgoogle.com)の数が計18と少ないのに対して、サイト2ではGoogleの数は624+463で合計1087になっています。またGoogle検索エンジンを搭載しているYahooからの検索数もサイト1では6に対して、サイト2では481です。

WordPress.comの統計情報で検索エンジンからのリファラ―を確認(サイト1)
WordPress.comの統計情報で検索エンジンからのリファラ―を確認(サイト1)
WordPress.comの統計情報で検索エンジンからのリファラ―を確認(サイト2)
WordPress.comの統計情報で検索エンジンからのリファラ―を確認(サイト2)

日本では2020年7月時点で検索エンジンのシェアはPCだとGoogleが91%、Bingが8%、モバイルだとGoogleが99%、Bingが0.2%となっているので、SEO対策=Google検索エンジン対策とも言われるぐらい、Googleからの検索が圧倒的なシェアを占めています。つまり、サイト1のほうではGoogleの検索エンジンからのリファラ―が少ない、と結論付けられます。

そこで、Google検索で「site://サイト名」で調べてみることにしました。これはGoogle検索エンジンにどれぐらいそのサイトのぺージが登録されているかの確認ができます。以下の画像のようなイメージです。

自サイトのページがどれぐらいGoogle検索に登録されているか確認
自サイトのページがどれぐらいGoogle検索に登録されているか確認

すると、サイト1ではヒット数78件でした。その一方で、サイト2では569件と、数が全然違うことが分かりました。タグぺージやカテゴリーページ、メディアライブラリの画像を検索の対象に入れるか入れないかは、SEO対策のプラグインで設定が変えられますが、こうしたタグ、カテゴリー、画像まで検索インデックスに含めるようにすると、記事数の何倍ものインデックス登録がされます。

どちらもAll in One SEOというプラグインを使ってサイトマップや検索対象の設定をおこなっていますが、同じ設定にしていたのにこんな違いが。それにしてもサイト1では固定ページが20、投稿数が97もあったのに、ヒット数が78って、記事数よりも少ないですね。

実際、2ヶ月前に書いた記事をGoogleからキーワードを入力して「1年以内」のフィルターを付けて検索してみましたが、サイト1で書いた記事がヒットしませんでした。Google Search ConsoleではそのURLはインデックス登録済みになっていたのですが、どうも漏れているようですね。一方で、他の方がAmebloブログやFC2ブログに書いた同じようなコンテンツはヒットします。せっかく有償でカスタムドメインを登録して、クラウド(AWS)を借りてWordPressを使って運営しているのに、無償で使えるプラットフォームのほうに検索で負けているなんて、なんか悔しいですね。

サイト2も順調にビュー数は伸びていますが、そもそも運営を初めて半年後まではビュー数が多いときで1日20ぐらいで、だいぶ苦戦をしていました。その時、同じようにGoogle検索で「site://」を付けて調べてみたら、それまで書いた記事の3分の1しか登録できていないことが分かりました。なので、こちらの記事にあるように、手動でGoogle Search Consoleでサイトマップを登録したり、URL検査でインデックス登録要求を出したりして、ようやく軌道に乗ってきたのです。

よく、WordPressのコツを見ると、All in One SEOプラグインが無料で使える割には最強、みたいに書いてあるのですが、All in One SEOに頼りっぱなしにしているとこうした漏れを見落としてしまうんだなと、痛感しました。それ依頼、こまめにGoogle Search Consoleでチェックするようにしています。

サイト1では12月末以降の比較的最近の記事はGoogle検索でヒットするようになっていました。何かに原因があるのかと考えたら、All in One SEO (AIOSEOとも言う)のプラグインのアップデート。確かに2020年12月27日にこのプラグインの大きなアップデートがありましたね。このアップデートは有料版ありきになってしまい、長年のユーザーには不評で無料版でできることが少なくなってしまったと星1つの評価が続出しています。

私が管理しているサイト1では、逆にこのアップデートのおかげでGoogle検索エンジンに問題なく記事(post)がヒットされるようになったのですが、逆にアップデート前に公開した記事は、AIOSEOの設定が正しく反映できていなかったようです。手間は掛かりますが、1つ1つ記事を編集して、AIOSEOの設定を直したところ、数日後にGoogle検索でヒットするようになりました。また、Google Search Consoleでサイトマップを送信し直したことで、「site://」のヒット件数が78件から663件に改善されました。

WordPressはこうしてSEO対策をしないといけないところが難しいですよね。その分、色々と勉強にはなるんですが。

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