ONEJAPAN「仕事はもっと楽しくできる」 プレジデント社

入社してしばらく経つと、「思っていたのと違う」とか「やり甲斐が感じられない」とか思い悩む若手社員は多いと思います。

私自身も大学院の修士を出て新卒で日本を代表するような大企業に入り、大学の専攻を活かして画像処理のソフトウェア開発やシステム開発をおこなう設計部の配属を希望していましたが、入社後2週目で発表された配属先は本社のプリセールスの部署。

1.5ヶ月の新入社員研修を終えてから配属されたのですが、やる業務は新規のサービスビジネスやシステム開発の提案活動。

本格的なソフトウェアやシステムを設計したことも作ったこともないのに、その提案資料をパワポで作ったり、省庁の予算をネットで調べてこの新規ビジネスにはこれぐらいのポテンシャルがあるとか試算したり、そんな地に足の付かない仕事をしていました。

このままだとエンジニアとしてのスキルが身に付かないぞと危機感を募らせ、個人的にブログサイトを開設してHTMLやJavaScriptを独学で学んでブログのレイアウトをカスタマイズしてWeb系の知識を少しずつ習得していきました。

また、このまま同じ業務を続けても伸びしろが無いと感じ、大学の博士課程に戻るプランも先生と話してアンダーで温めていました。

結局、2年目の終わりにプリセールスの部署が一部解体・組織変更となり、若手が全員設計部に異動することが決まり、私も大学に戻るプランは引っ込めて設計でソフトウェア開発・システム開発を経験したいと思うようになりました。

設計部に異動になり、勤務地も東京23区内にあった本社から、神奈川県のオフィスへと変わりました。典型的な日本企業なので、当時は40代以上のベテラン社員が多く、20代はそれほど多くはありませんでしたし、それぞれの部署でそれぞれが業務に追われてもがいている、そんな印象でした。

組織横断的に若手の交流をしてそれぞれの悩みとかを話してガス抜きしたほうが良いなと思った私は、若手の集まりを企画して数ヶ月に1回、交流するようにしました。

私は飲み会が苦手でお酒も弱いほうなのですが、年の近い人たち、特に後輩とざっくばらんに語れる場は結構楽しくて、それまで業務であまり接点がなかった若手同士が、集いの後では社内で気軽に話せるようになっていたのを見て、思わぬ効果もあるんだなぁと感心していました。

集いは社内の他の若手にも知られるようになり、「俺も今度呼んで」と言ってくれるようになったのも嬉しかったですね。陰では私の名前の「〇〇会」と呼ばれていたようです。レギュラーメンバーの中でカップル成立したこともあり、若手会は良いな、今後もやっていきたいと思うように。

ただ、こちらの記事で書いたように若手会を開始した2年後ぐらいには、私自身が転職してしまい、会は解散になったと聞いています。

会社を辞める最後の2週間は毎日送迎会を開いてもらい、本当に仲間に恵まれたと感じました。

そして転職後の会社では新型コロナウイルスの影響で昨年からテレワークが始まり、社員同士のつながりが少なくなってしまったという弊害もありました。

それを解決するために人事のほうで有志での輪読会を開催し、私が参加した会で選ばれた本が、ONE JAPANの『仕事はもっと楽しくできる』(プレジデント社)でした。

ONEJAPAN「仕事はもっと楽しくできる」 プレジデント社
ONEJAPAN「仕事はもっと楽しくできる」 プレジデント社

日本の大企業に務める若手社員が、悩み、もがきつつも、ONE JAPANでの交流を通じてどのように自社を変えていったか、のエピソードがたくさん載っている本です。

私も一つ一つ読んで自分が前職にいたときを思い出しました。若手の交流は図れたのですが、会社自体を大きく変えるのは難しいと言うか無理だと思って私自身は実行にまで移せませんでした。そして「(会社を)辞める」か、「(会社に)染まる」か、「(会社を)変える」か、のうちの「辞める」を選択したのですが、この本では「変える」を実行した若手の話が多く載っています。

この本は2018年10月に出版されたので、私が前職でもがいているときには無かったのですが、当時の自分がこの本を読んでいたらまた違った行動に移していたかも、と思いました。

今の会社でくすぶっていて、会社を辞めようかなと思っている若手社員の方がいたら、この本をまずは読んでみたらいかがでしょうか。

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