Lightroomでレタッチした後の月の画像

秋が近付いて来ましたね。

夏は19時でも明るかったのに、今は18時で暗くなってきていますね。

さて、2022年の中秋の名月9月10日(土)

中秋の名月は必ずしも満月にならない年もあるのですが、国立天文台のニュースによると、今年の中秋の名月は満月だそうです。やった!

前回の記事「ソニーのミラーレスカメラ「α7iv」でAPS-Cクロップをするには?」に続いて、今回もカメラのネタを書きたいと思います。

ミラーレスカメラを持っている方だと、中秋の名月をキレイに写真に撮りたい、と思いますよね。私もそうです。

そこで迷うのはカメラのパラメータ。過去にオートモードで満月を撮影したのですが、正直出来ばえに満足できませんでした。月の明るさに持っていかれてクレーターの特徴が消えてしまい、オートフォーカスもピントが少しずれていてぼやけた写真しか撮れませんでした。

ヒントをもらえたのは雑誌「デジタルカメラマガジン」の2022年7月号。

7月14日のスーパームーンをきれいに撮影するコツが書いてあったのですが、そこにレンズは「35mm換算で300mm、できれば600mm以上」、基本露出は「F8、1/800秒、ISO400」で現場で露出を微調整すると書いてありました。HDR合成するテクニックも紹介されていましたが、まずはこの露出の設定だけでも重要です。

F8、ISO400、シャッタースピード1/800s

ソニーのα7iv で撮影したときの設定です。

撮影モードは「マニュアル (M)」にして、F値は8に、シャッタースピードは1/800 秒にしました。そしてISO 感度も手動で400 に設定し、フォーカスモードはDMFに。シャッターボタン半押しで自動的にピントが調整されるのですが、このままでは月の中身がぼやけてしまうので、レンズのフォーカスリングをグリグリ回して月のクレーターがはっきり見える位置に合わせます。

あいにく望遠レンズは最大200mm しかないので、200mm のレンズにしましたが、3300 万画素あるα7iv ではトリミングすれば結構十分なサイズで月が撮れます。

こちらがその設定で撮影した月。中秋の名月の4日前、9月6日(火)の月です。

中秋の名月の3日前の月
中秋の名月の3日前の月

時刻は18時20分頃なので、日没直後のまだ空が青い「ブルーアワー」と呼ばれる時間帯。肉眼で見るとまだ暗いというほどではなく青い空でしたが、シャッタースピードを1/800秒と小さくし、ISO 感度は400 と高めの設定なので、空が黒く暗く写っています。そのおかげで月が対照的にくっきりと写っていますね。

Lightroom でレタッチ

このままトリミングしても充分良いのですが、さらに画像をレタッチしてドラマティックに仕上げていきます。

Adobe のLightroom Classic も使えるのでRAW 現像をしても良いのですが、サクッとスマホで修正できたのでそちらを紹介します。

ソニーのスマホアプリImaging Edge でBluetooth とWi-fi 接続をした状態で画像をα7iv からスマホにダウンロードします。

続いてスマホのLightroom アプリを開き、「ライト」アイコンから「露光量」と「コントラスト」をやや上げ、「シャドウ」をほんの少し下げます。そして「黒レベル」を半分ぐらいまで上げます。続いて「効果」アイコンから「明瞭度」をほんの少し大きくします。「ディテール」アイコンから「シャープ」を少し上げます。月だけを取り出したいので、正方形化でトリミングもしました。

実際の画像の見え方に応じてベストなレタッチは変わると思いますが、スマホアプリだとサクサク動くので楽でした。

これで完成です。

Lightroomでレタッチした後の月の画像
Lightroomでレタッチした後の月の画像

月をミラーレスカメラでキレイに撮影したいコツをご紹介しました。ではでは。

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